癒しと贅沢についての彼是

海外旅行に出かけられなくなり、ライブやコンサートがなくなり、時には近所の映画館にすら行けなくなって一年半。

お金の使い方が分からなくなったので医療脱毛を始めた。顔脱毛が終わったらシミと毛穴を抹殺したい。

コロナ以前はちっとも興味がなかった温泉に行きたい。この前、新宿の由縁で入った温泉は素晴らしかった。私はこれまで、あんなにはっきりと「癒されている」という感覚をもったことはない。温泉に興味がなかったのは剃毛が面倒だったからで、脱毛すれば気兼ねなく行けるから都合がいい。


繰り返しになるが、お金の使いどころがないのでしばしば一泊5万とかする宿に泊まろうと画策するのだけど、なぜか予約に至らない。結局ビビってるんだと思う。

お金の使いどころがないので歯列矯正をしようかとか、いやそろそろ家を買うかとか、頭に思い浮かぶものの決心がつかない。この歯並びで何十年もやってきたじゃん、どこに家を買うんだよ、そもそも家って買う必要あります?

一人だとライフステージも何もないので、自分が決めなければ何も変わらないし、変わる必要性もない。誰かと暮らすから引越す、子供が産まれたので家を買う、みたいな理由がない。


考えるのが面倒なのでとりあえず寝る。